はじめに
1ヶ月半の間、私のデスクトップに常駐し続けているツールがある。AI翻訳アプリ「nani.now(Nani!?)」だ。
これまで、DeepLやGoogle翻訳をはじめ、翻訳ソフトは星の数ほど試してきた。
しかし、最終的にこの「nani.now」に落ち着いた。いや、正確には「これ以外はもう使えない」という体にされてしまった。
なぜこのソフトが「神」なのか。その理由を、1ヶ月半使い倒したリアルな視点で綴る。
翻訳の「面倒」をすべてスキップするUX
これまでの翻訳フローを思い出してほしい。
- テキストを選択する
Ctrl + C(コピー)- 翻訳アプリを立ち上げる(またはブラウザへ移動)
Ctrl + V(ペースト)
この、指に染み付いた「コピー&ペースト」という儀式。nani.nowはこれを過去のものにした。
選択した瞬間、そこにある
nani.nowの最大の衝撃は、「テキストを選択した状態でショートカットを叩くと、すでにその文字が入力欄に入っている」点だ。
わざわざクリップボードを経由して貼り付ける手間がない。ただ選択し、呼ぶ。それだけで翻訳が完了する。この「痒い所に手が届く」感覚は、一度味わうと戻れない。エンジニアやリサーチャーなど、一日に何度も翻訳を繰り返す人間にとって、この数秒の短縮が積み重なり、圧倒的な快適さを生む。
「意訳」の精度がピカイチである理由
翻訳ツールにありがちなのが、直訳すぎて意味が通じない、あるいは逆に意訳しすぎて元のニュアンスが消える現象だ。
nani.nowの翻訳は、とにかく自然だ。
単なる単語の置き換えではない。文脈を読み取り、「日本語として最も自然で、かつ原文のニュアンスを損なわない」絶妙なラインを攻めてくる。スラングや技術用語が混ざった複雑な英文でも、変に型に嵌まった翻訳をしない。
まるで、隣に英語の得意な友人がいて「これってこういう意味だよ」と教えてくれているような、そんな感覚だ。
UIの中に、翻訳結果だけでなく「なぜその訳になったのか」という解説や、別パターンの表現が添えられることもある。
これがまた、単なる「作業」を「学び」に変えてくれる。
「美しさ」が作業の質を変える
UI/UXの完成度が、これまでの翻訳ツールの基準を軽く超えている。
- 無駄を削ぎ落としたミニマルなデザイン
- 吸い付くようなアニメーション
- フォントひとつ取っても計算され尽くした読みやすさ
正直、これほどまでに美しいソフトを、無料(あるいはこの価格帯)で見たことがない。
起動するたびに少しだけ気分が上がる。この「気分の良さ」こそが、クリエイティブな作業において最も重要な要素ではないだろうか。
個人開発の限界を突破している
驚くべきことに、このツールは「Zenn」や「しずかなインターネット」を手がけたcatnose(キャットノーズ)氏によるプロダクトだ。
企業が予算を投じて作るアプリには、どこか「角」がある。しかし、nani.nowには、使う側の人間が作ったからこその「体温」が宿っている。
細部まで徹底的にこだわり抜かれた挙動。ユーザーがどこでストレスを感じ、どこで喜びを感じるかを、開発者自身が知り尽くしている証拠だ。
一人の人間が、これほどまでに洗練された体験を作り上げられる。その事実に、畏怖の念すら覚える。
まとめ
nani.nowは、単なる翻訳ツールではない。思考の断絶を取り払い、言語の壁を「透明」にしてくれる。
- コピペ不要の圧倒的スピード
- 文脈を捉えた高精度な翻訳
- 作業を楽しくする美しいデザイン
もし、あなたがまだブラウザの翻訳タブを行ったり来たりしているなら、この「神ツール」の導入をおすすめする。



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