はじめに
Windowsの「スタートアップ」フォルダを効率的に開く方法を知っているだろうか。
この記事では、「shell:」コマンドを使用してスタートアップフォルダを簡単に開く方法を解説する。Windows 10やWindows 11を活用する上で役立つ知識だ。
スタートアップフォルダとは
スタートアップフォルダとは、Windowsの起動時に自動で実行されるアプリケーションのショートカットが配置されるフォルダだ。
このフォルダにショートカットを配置されたアプリは、ユーザーが特別な操作をしなくても、Windowsの起動時にアプリが自動的に起動するようになる。
「shell:」コマンドの基本
「shell:」コマンドを使えば、スタートアップフォルダに素早くアクセス可能だ。
Windows+Rを押して表示される「ファイル名を指定して実行」や、エクスプローラーで実行するだけでフォルダが開くため、複雑なフォルダパスを覚える必要がない。
「ファイル名を指定して実行」での使用方法
Windows+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を表示し、検索バーに次のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
shell:startup
これで、現在ログイン中のユーザーのスタートアップフォルダが表示される。
エクスプローラーでの使用方法
エクスプローラーのアドレスバーに次のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
shell:startup
これで、現在ログイン中のユーザーのスタートアップフォルダが表示される。
その他の特殊フォルダの一覧
スタートアップフォルダ以外にも、「shell:」コマンドで開けるフォルダは多岐にわたる。以下はその一部の例だ。
shell:表記 | フォルダ説明 |
---|---|
shell:Desktop | 現在のユーザーのデスクトップ |
shell:Downloads | 現在のユーザーのダウンロード |
shell:Start Menu | 現在のユーザーのスタートメニュー |
shell:Programs | 現在のユーザーのスタートメニュー\プログラム |
shell:Recent | 最近使った項目 |
注意点と活用のコツ
- スペースの扱いに注意。「shell:」とフォルダ名の間にスペースを入れるとエラーになる。
- 環境変数も活用。例えば、
%windir%
を使えばWindowsフォルダにアクセス可能だ。 - 公式ドキュメントを参考に。「Environment.SpecialFolder 列挙型」を参照すれば対応するフォルダ名を確認できる。
まとめ
「shell:」コマンドを活用すれば、スタートアップフォルダをはじめとする特殊フォルダに効率的にアクセスできる。この方法を取り入れることで、日常業務の作業がよりスムーズなるだろう。
になることを願っている。ぜひ「shell:」コマンドを試してみてほしい。
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