はじめに
Linux MintでDNSサーバーを簡単に設定する為の手順を解説する。
手動でのDNS設定の理由や方法、また応急処置としての簡単な設定方法も紹介する。
DNSサーバーとは?
DNS(Domain Name System)サーバーは、簡単に説明すると、インターネット上のドメイン名をIPアドレスに変換するシステムだ。
これにより、ユーザーはIPアドレスを直接打ち込むのではなく、「www.example.com」のようなURLを利用して簡単にウェブサイトにアクセスできる。
Linux Mintでの手動設定手順
Linux MintでDNSサーバーを手動で設定するには、以下の手順に従う。
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ネットワーク設定を開く
スタートメニューをクリックし、「設定」→「ネットワーク」を選択する。 -
DNSサーバの設定
今回はクラウドフレアのサーバーを例として説明する。 まずは以下のように設定する。- DNS:
- Automatic: オフ(手動)に設定する
- Sever: 「1.1.1.1」と「1.0.0.1」を入力
- DNS:
入力が完了したら「Apply(保存)」をクリックし、設定を適用する。これで、DNSサーバーの設定が完了する。
一時的な変更手順
変更するのは一時的で良い場合には、以下の手法が便利だ。
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/etc/resolv.confの編集
一時的にDNSサーバーを指定したい場合、ターミナルで以下のコマンドを実行し、設定ファイルを直接編集する。sudo nano /etc/resolv.conf
次に、以下の内容を追記する。
nameserver 1.1.1.1 nameserver 1.0.0.1
注意: この方法は、システムの再起動やネットワークの再接続時に設定がリセットされる可能性があるため、一時的な手段と考えた方が良い。
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ip addressコマンドの利用
自分のIPアドレスやネットワーク設定を確認するため、ターミナルで以下のコマンドを使う。ip address
もし古いLinuxを使っている場合は、以下のコマンドも有効だ。
ifconfig -a
まとめ
Linux MintでのDNSサーバー設定は、最初は難しく感じるかもしれないが、手順に従えば簡単に行える。
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