はじめに

業務や個人のエクセル操作で、日付データを特定の形式で整形したい場面は多い。
たとえば、 31-12-2024 や December 31, 2024を 2024-12-31 のように変換する必要が生じる場合がある。この課題は、VBAの機能を活用することで簡単に解決できる。

本記事では、日付フォーマットの変換方法を具体例とともに解説する。

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日付フォーマットの変換方法

日付のフォーマットを変更する際には、Format 関数を用いる。この関数を活用すれば、柔軟に日付の整形が可能だ。

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1. 基本構文

Format 関数の基本構文は以下の通り。

Format(Expression, FormatString)

• Expression: フォーマット対象となる日付または値。
• FormatString: 希望するフォーマットを示す文字列。

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2. 使用例

以下のコードは、今日の日付を取得し、異なる形式に整形する例である。

Sub FormatDateExample()
Dim originalDate As Date
Dim formattedDate As String

' 今日の日付を取得
originalDate = Date

' フォーマットを指定して変換
formattedDate = Format(originalDate, "yyyy-mm-dd") ' 結果: 2024-12-31
Debug.Print formattedDate

formattedDate = Format(originalDate, "dd-mm-yyyy") ' 結果: 31-12-2024
Debug.Print formattedDate

formattedDate = Format(originalDate, "mmmm dd, yyyy") ' 結果: December 31, 2024
Debug.Print formattedDate

formattedDate = Format(originalDate, "ddd, mmmm dd") ' 結果: Tue, December 31
Debug.Print formattedDate
End Sub

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3. カスタムフォーマット文字列の解説

以下は、Format 関数で使用可能なフォーマット指定子の一覧である。

記号	説明	使用例	結果
yyyy	年（4桁）	yyyy	2024
yy	年（2桁）	yy	24
mm	月（2桁）	mm	12
m	月（1桁または2桁）	m	12
dd	日（2桁）	dd	31
d	日（1桁または2桁）	d	31
dddd	曜日（フルスペル）	dddd	Tuesday
ddd	曜日（短縮形）	ddd	Tue
mmmm	月（フルスペル）	mmmm	December
mmm	月（短縮形）	mmm	Dec

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注意点

1. データ型の確認
   フォーマットを適用する前に、対象が日付型であることを確認する。文字列型の場合は、CDate 関数を使い日付型に変換する必要がある。

Dim dateStr As String
Dim dateValue As Date
dateStr = "2024/12/31"
dateValue = CDate(dateStr)
Debug.Print Format(dateValue, "dd-mm-yyyy") ' 結果: 31-12-2024

1. ロケールの影響
   日付フォーマットはPCのロケール設定によって異なる動作をする場合がある。一貫した形式を得るには、フォーマット文字列を明確に指定するのが望ましい。

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応用例：ユーザー入力を整形する

次のコードは、ユーザーが入力した日付をフォーマットして表示する。

Sub FormatUserInputDate()
Dim userInput As String
Dim parsedDate As Date
Dim formattedDate As String

' ユーザー入力を取得
userInput = InputBox("日付を入力してください (例: 2024/12/31)")

' 入力を日付型に変換
If IsDate(userInput) Then
parsedDate = CDate(userInput)

' フォーマットして表示
formattedDate = Format(parsedDate, "yyyy年mm月dd日")
MsgBox "フォーマット済みの日付: " & formattedDate
Else
MsgBox "有効な日付を入力してください。"
End If
End Sub

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まとめ

VBAにおいても、日付のフォーマットを変更することは容易に可能であり、業務にて求められる場面は多く、効率を大幅に向上させられるだろう。