はじめに
Linux Mintをテストしていると、意外なところで「使いにくい」と感じることがある。その一つが、ウィンドウのサイズ問題だ。デフォルトでは小さすぎるウィンドウが開くことに、イライラしたことはないだろうか?
特に、高解像度のモニターを使用している場合、この問題はより顕著になる。私自身、2560×1440のモニターを使用しているが、アプリを開くたびに毎回ウィンドウを拡大する手間が発生する。正直、これは面倒だ。
そこで、Linux Mintにおいてウィンドウサイズを維持する方法を調べ、試行錯誤した結果をここにまとめる。
なぜLinux Mintはウィンドウサイズを記憶しないのか?
Linux Mint(特にCinnamon)は、デフォルトではウィンドウのサイズや位置を保存しない。KDEのように「ウィンドウの位置とサイズを記憶する」といった機能が標準搭載されていないのだ。これにより、アプリを起動するたびに小さなウィンドウが表示される状況に直面することになる。
では、どうすればこの不便を解消できるのか?
方法1: メインメニューを利用する
「メインメニュー」というアプリを使用すると、ウィンドウのデフォルトサイズを設定できる。手順は以下の通り。
手順
- 「メインメニュー」をインストールする
通常、デフォルトでインストールされているはずだが、ない場合はソフトウェアマネージャーから「alacarte」を検索してインストールする。 -
「メインメニュー」を開く
- サイズを変更したいアプリを探す
- プロパティを開く
- コマンドの末尾に「–window-size=X,Y」を追加する
例:
firefox --window-size=1920,1080
これで起動時のウィンドウサイズを指定できる。
ただし、ここで問題が発生する。「メインメニュー」にプログラムのプロパティが表示されない場合があるのだ。この場合、別の方法を試す必要がある。
方法2: ウィンドウマネージャの設定を利用する
もし「メインメニュー」がうまく機能しない場合、ウィンドウマネージャの設定を活用する手もある。
手順
- 「システム設定」→「ウィンドウ」→「ウィンドウの動作」へ移動
- 「ウィンドウのリサイズ設定」を確認
ここで「最大化を記憶する」などのオプションを有効にする。
しかし、Cinnamonでは完全なサイズ保存はサポートされていないため、完全な解決には至らないかもしれない。
方法3: スクリプトで解決する
ウィンドウサイズの記憶がシステム側で難しいなら、スクリプトで強制的にサイズを指定する方法もある。
手順
devilspie2
をインストールsudo apt install devilspie2
- 設定ファイルを作成
mkdir -p ~/.config/devilspie2 nano ~/.config/devilspie2/window_size.lua
- スクリプトを記述
例えば、Firefoxのウィンドウサイズを1920×1080に固定したい場合:if (get_application_name() == "Firefox") then set_window_geometry(0, 0, 1920, 1080) end
- Devilspie2を起動時に自動実行
devilspie2 &
この方法を使えば、アプリごとにウィンドウサイズを強制的に記憶させることができる。
まとめ
Linux Mintでウィンドウサイズを維持するには、いくつかの方法がある。
- メインメニューを利用し、コマンド末尾に
--window-size=X,Y
を指定する - ウィンドウマネージャの設定を見直す
- スクリプト(
devilspie2
)を活用して強制的に設定する
シンプルな解決策を求めるならメインメニュー、もう少し細かく設定したいならスクリプトの利用が良いだろう。
Linuxは自由度が高い反面、こうした設定にひと手間かかることもある。しかし、カスタマイズを楽しむのもLinuxの醍醐味。試行錯誤しながら最適な方法を見つけてほしい。
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