はじめに
ポケモンGOをプレイしていると、ふと頭をよぎる。
「個体値100%のポケモン、どのくらいの確率で手に入るんだろう?」と。
この疑問を放置することができず、最近ハマっているポケモンGOの一環として、自分なりに調べ、整理してみた。
さらに調査を進めるうちに、リトレーンによる個体値厳選という、意外な突破口も見えてきた。
今回は、その備忘録を兼ねて、個体値100%への道筋をまとめていきたい。
ポケモンGOにおける個体値100%の基本確率
まずは、通常の方法で個体値100%を狙う場合の確率を整理しておこう。
入手方法 | 個体値100%の確率 | パーセント表記 |
---|---|---|
野生 (通常遭遇) | 約1/3523 | 約0.0284% |
タマゴ孵化 | 約1/474 | 約0.211% |
レイドバトル | 約1/229 | 約0.437% |
こうして見ると、レイドバトルが一番現実的なルートに思えるかもしれない。
とはいえ、0.437%という数字。100回やっても一度も引けない可能性は十分にある。
果たして、本当にこれが最適解なのだろうか?
それぞれの確率の裏側を覗いてみた
なぜこれだけ確率に差が生まれるのか、少し掘り下げておきたい。
- 野生遭遇
個体値は攻撃・防御・HPが0〜15の16段階でランダム設定。組み合わせパターンは16×16×16=4096通りだが、天候ブーストなどの影響で実際には3523分の1程度に落ち着く。 -
タマゴ孵化・リサーチリワード
個体値最低保証(10-10-10以上)があるため、実質6×6×6=216通り。しかし内部補正が働く場合があり、結果的に474分の1程度になる。 -
レイドバトル
タマゴと同様、最低個体値保証があり、さらに個体値の出やすさに若干の偏りがあるため、229分の1程度になる。
さらに伝説レイドの場合、「出現」したうえで「捕獲」しなければならないため、実質確率はさらに低くなる。
個体値100%との出会いは、想像以上に険しい道のりなのだ。
シャドウポケモンのリトレーンで狙う裏技
ここで、ふと頭をよぎったのがシャドウポケモンのリトレーンだ。
シャドウポケモンを見かけるたびに思っていた。
「これ、リトレーンしたら100%になる可能性あるんじゃないか?」と。
調べてみたところ、驚くべき事実が判明した。
リトレーンを行うと、攻撃・防御・HPそれぞれの個体値が+2される。
つまり――
- ステータスが13 → リトレーン後15(MAX)
- ステータスが14 → リトレーン後15
- ステータスが15 → リトレーン後15(変わらず)
このため、リトレーン前に攻撃・防御・HPすべてが13以上なら、リトレーン後に100%個体になるというわけだ。
この条件を満たす確率を計算すると、
[
\left( \frac{3}{16} \right)^3 = \frac{27}{4096} ≈ 0.00659
]
パーセントに直すと、約0.659%。
これは約1/152ということになる。
全入手ルート比較
改めて、リトレーンを含めた比較表を整理してみる。
入手方法 | 個体値100%の確率 | パーセント表記 |
---|---|---|
野生 (通常遭遇) | 約1/3523 | 約0.0284% |
タマゴ孵化 | 約1/474 | 約0.211% |
レイドバトル | 約1/229 | 約0.437% |
シャドウポケモンをリトレーン | 約1/152 | 約0.659% |
これを見ると一目瞭然。
実は、リトレーンを活用するほうがタマゴやレイドよりも高確率で個体値100%を狙えることがわかる。
リトレーン、思っていたよりも熱い選択肢ではないか?
リトレーンを活用する際の注意点
もちろん、甘い話ばかりではない。
まず、シャドウポケモンの捕獲はボール数も限られてくるため、そもそもゲットを逃す場合もある。
さらに、リトレーンにはそこそこの「ほしのすな」と「アメ」が要求されるため、リソース管理が重要になる。
また、シャドウポケモンは個体値が全体的に低めになりがちだ。
リトレーン前に13以上を揃えるのは、決して楽な作業ではない。
それでも、確率0.659%という数字は無視できない魅力を放っている。
資源と時間を投資する価値があるか、よく見極める必要があるだろう。
まとめ
ポケモンGOで個体値100%を手に入れる確率を総ざらいしてみた。
一般的な入手ルートでは、どれも一筋縄ではいかない数字が並ぶ。
しかし、シャドウポケモンのリトレーン活用という新たな道が見えてきたのは大きな発見だった。
結局、ポケモンGOは単なる運ゲーではない。
確率を理解し、戦略を練り、そして時には奇跡を信じて歩き続けるゲームなのだと思う。
今日もまた、どこかで出会うかもしれない100%個体に期待を込めて。
歩みを止める理由など、どこにもない。
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